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The 42nd TOKYO MOTOR SHOW 2011

2011年12月2日~11日開催の第42回東京モーターショーに行ってきました.
平日なので、比較的ゆっくりと見ることができ、約6時間で全部周ることができました.
今年は会場が幕張メッセから東京ビッグサイトになり、会場までのアクセスが楽になりましたね.
ここでは、多くの展示の中で、特に関心があったものだけをピックアップして紹介します.
BMW
BMW ALPINA
BMW MINI
Mercedes-Benz
Volkswagen
スバル
日野
日産
ホンダ
UD
その他
![]() メインの中央ゲート 開場前から入場待ちの長蛇の列! |
![]() ここで入場券のチェック 再入場も可です |
BMW
BMW の展示は、西1ホールの角に位置し、左右が2階建てで、右が MINI の展示スペースです.
出品モデルは、新しいところでは ActiveHybrid 5、M5 などで、i3 コンセプトと i8 コンセプトがアジアプレミアです.
相変わらず BMW はコンパニオンやモデルでの演出とかの派手なデモンストレーションは行っていませんが、中央の展示スペースでは i3 コンセプトと i8 コンセプト が展示されていて、今回はこれが目玉です.
i8 CONCEPT、i3 CONCEPT / BMWi BORN ELECTRIC.
センターに i8 のターンテーブルがあり、バックに大型モニターを設えて映像を流し、そこに集中して人垣ができています.
平日の午前中にもかかわらずすごい人で、後ろにいると何が展示してあるのか全く見えません.
他のメーカーの展示のようにステージをちょっと高くしてほしいですね.
午後に再び訪れた時はさらに増えていました.
BMWi はBMW 次世代モビリティーのサブブランドで、すでにあるサブブランドBMW M は高性能を表しています.
デザインではイメージカラーであるブルーが要所に使われていて、たとえばBMW のプロペラマークの外側にブルーの円が加わり、より大きく見えるようになっていたりします.
i8 は Vision EfficientDynamics の流れをくんだスポーツカーで、さらに実用化に近い形になっていて、光る部分も必要最低限となっています.そして、実際に4,632×1,955×1,280mm というサイズのボディーを観ると、かなりワイドアンドローを感じます.
164 kW / 300Nm の3気筒ツインパワーターボディーゼルエンジンをリアに積んだプラグインハイブリッドながら、eドライブの 96 kW / 250 Nm と合わせて 260 kW / 550 Nm の最大出力を誇り、0-100km/h 加速は4.6s という俊敏さです.
しかも燃費は33.3km/L 以上という優れた性能を持っています.
i3 はシティコミューターの役割を担う車で、i8 と違いピュアエレクトロニックで、航続距離は160km ぐらいだそうです.
エンジンがないため、床は完全にフラットで、シートが左右のどちら側からでも乗れるように工夫されています.
ボディサイズは3,845×1,537×1,766mm で、かなりコンパクトな設定となっています.
アルミ製ボディーシャーシにカーボン繊維強化樹脂(CFRP)製のキャビンが合体し、アルミ製シャーシがほとんど強度負担を担うので、CFRPキャビンは開放感のある作りなっていても、全く問題がないそうです.
カーボン繊維は三菱レイヨン(日本製ですよ!)と共同開発して、焼成過程を大幅に短縮して低コストの量産化を図っているそうです.
カーボンだと同じ強度でアルミに対して20%、鋼材に対して30%の軽量化が可能で、今後は使用箇所が増えていくようです.
これらは、2013年末から導入されようですが、どこまで実用化されるのでしょうか.
i8 のフロントノーズの中ほどまで伸びたフロントウィンドウ、i3 の蓋の無いグローブボックス(というよりは空間?)、i3 のリアのテールランプの設え、i8 のリア周りの複雑な形状、そして両方ともワイパーが無いことなど、実用化が難しそうな点がいくつかあると感じます.
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BMW M3 Coupé
BMW E92 M3 Coupé は限定30台の Frozen Silver Edition.
メルセデス、アルピナ、アウディなどもマットカラーの特別仕様を展示しています.
展示会場はライトが多く、普通の車はボディーにライトの反射がキラキラしているものですが、Frozen Silver のボディにはそのキラキラが全くありません. これによって、屋外などでは周囲の景色の映り込みなどがなく、ボディが際立って見えるとのことです.
ただし、マットカラーは展示用としては目を引くようですが、実用となると?のようです.
担当の人と話をしていたら「この特別カラーはマットなので、クリアー層がなく、傷つき易いが上手く直すことが難しい. しかもマットを保つためにはガラスコーティングはダメで、ワックスも問題あり」とのことです.
確かにせっかくの艶消し仕様が、ガラスコーティングをしてしまうと艶有りになってしまい、意味が無くなりますね.
維持管理には神経を使いそうです. ちなみに、メルセデスの展示でも同じことを言ってました.
Frozen Silver の特別仕様車はカーボンミラーカバー、カーボンインテリアトリム、マットブラックの専用ホイールなどの装備が加わって、通常モデルより175万円アップの1,243万円です.
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BMW M5、BMW X6 M
BMW F10 M5 は展示会場の正面の1シリーズの横に展示してあります.
こちらはメタリックブラックの通常のキラキラバージョンで目立ちますが、何気なく置いてある感じです.
ボディサイズは4,910x1,891x1,456mmで、先代のE60 から全長で69mm、全幅で45mm、全高で12mm拡大されていて、ノーマルのセダンより全福で31mm拡大、全高で24mm低くなっています.
エンジンは5L V10から4.4L V8へとダウンサイジングされていますが、V8直噴ツインターボは最高出力412kW(560ps)、最大トルク680Nm(69.3kgm)を誇ります.
パワーウェイトレシオは3.3kg/ps!
BMW E71 X6 M は1シリーズの奥、というかMINI の奥にひっそりと展示されています.
もしかしたら、うっかり見過ごすかもしれません. あまり新しいモデルではないからでしょうか.
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BMW ALPINA
Alpina の展示会場は BMW の南隣です.
AMG は 今回もMercedes と同じ展示場内に展示されていましたが、Alpina は BMW と独立して展示場を構えています.
また、展示場の周囲に柵が設けられているので、気軽にぶらっと入ることができないようになっています.
展示車両は5台です.
BMW ALPINA B7 BiTurbo Allrad(4WD)
BMW F01 7シリーズをベースにしたモデルで、最高出力 382kW(520 PS)、最大トルク 715Nm、0-100km/h は4.8s.
6速スポーツオートマチックを備え、最高速度は300km/hに達します.
ホイールは21インチのALPINA CLASSICを履き、2,045万円というプライスタグが付けれています.
BMW ALPINA B5 BiTurbo Touring
BMW F11 5シリーズ・ツーリングをベースにしたモデルで、エンジンは B7 BiTurbo と同じなので、最高出力 382kW(520 PS)、最大トルク 715Nm、0-100km/h は4.8s.
こちらは8速スポーツオートマチックを備え、最高速度は303km/hに達します.
ホイールは20インチのALPINA CLASSICを履き、1,574万円というプライスタグが付けれています.
BMW ALPINA B6 BiTurbo Coupé
BMW F13 6シリーズ Coupé をベースにしたモデルで、最高出力 397kW(540 PS)、最大トルク 700Nm、0-100km/h は4.4s.
こちらも8速スポーツオートマチックを備え、最高速度はなんと320km/hに達します.
ホイールは20インチのALPINA CLASSICを履き、1,985万円というプライスタグが付けれています.
この展示車両は Alpina Blue Mat というはやりの特別カラーの艶消し仕様です.
BMW ALPINA B6 BiTurbo Cabrio
BMW F12 6シリーズ カブリオレをベースにしたモデルで、エンジンは B6 BiTurbo Coupé と同じなので、最高出力 397kW(540 PS)、最大トルク 700Nm. ただし 0-100km/h はちょっと重いため4.5s.
こちらも8速スポーツオートマチックを備え、最高速度はなんと320km/hに達します.
ホイールは20インチのALPINA CLASSICを履き、2,107万円というプライスタグが付けれています.
BMW ALPINA B3 GT3
今回の目玉はこれ. しかもワールド・プレミア.
ALPINA が 2011 ADAC GT MANSTERS で優勝した記念モデルで、BMW E92 3シリーズ Coupé をベースにした B3 S BiTubo Coupé を更にスポーツ仕様にした世界限定99台です.
エンジンは同じなので、最高出力 302kW(410 PS)、最大トルク 540Nm は B3 S BiTubo Coupé と同じ.
これに特別装備としてカーボンのトランクスポイラー、チタン製マフラー、カーボン製ディフューザー、カーボン製フロントスプリッタ―、車高調2ウェイのサスペンション、ハイパフォーマンスブレーキユニット、19インチALPINA GT3 CLASSIC ホイールが付きます.
更にブラックサファイアのボディを選択すると、オプションで展示車両のようなレーシングカラーにラッピングすることができます.
オプション価格は698,000円もするようですが...車両本体価格は1,297万円で、B3 S BiTubo Coupé より252万円のアップとなっています.
BMW MINI
MINI はやはりMINI Coupé.
70年代のレース用ヘルメットをモチーフにデザインされたフラットなルーフ、速度が80 km/h を超えると作動する電動式リア・スポイラーなど、種々の特徴を備えた2シーターモデルです.
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Mercedes-Benz
Concept A-CLASS
コンセプトAクラスは詳細が明らかにされていませんが、BMW 1シリーズやAudi A3のようなコンパクトスポーツを表現したスタディモデルで、日本初公開です.
新しいフロントグリルのデザインは今後のプロダクションモデルに引き継がれると予想されます.
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Volkswagen
NILS
全長約3m、車重わずか460kg しかない、大都市圏における未来のモビリティーの一つの提案が NILS(ニルス)です.
1人乗りの電気自動車としてドライバーを中心に座らせ、動力源をその後ろに配置するF1 のようなレイアウトを取っています.
最大航続距離は65km、最高速度は130km/h となっています.
なお、NILS だけは東4ホールにあるVolkswagen の展示会場ではなく、西棟の4階にあるエコの展示場にあります.
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スバル
BRZ GT300
スバルは2012年のSuper GT に参戦するマシンを展示していました.
恐らくまだモックアップ状態ではないかと思われます.
マシンの詳細はまだ明らかにされていませんが、発表したばかりのFRスポーツBRZ を2011年のSuper GT 車両規定に基づいてSTI が製作したものです.
ちなみにSTI とは、SUBARU TECNICA INTERNATIONAL の略で、SUBARU モータースポーツ活動を統括するために設立された富士重工業株式会社の子会社です.
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日野
500 FT
日野自動車は「エコに運ぶ」「タフに運ぶ」というテーマで出展していましたが、商用車はパスしてやはりダカールラリーのレンジャーと言われるレーシングトラックでしょう.
ダカールラリーには1991年の初参戦以来20回連続出場・完走しているそうで、排気量が倍以上の大型カミオンと戦っています.
500 FT のエンジンは直列6気筒で7,961cc. 450ps の最高出力をたった2,700回転から出します.
6速ダイレクトドライブ(マニュアル)で、副変速機付なので、いわゆる12速ってやつですかね.
ボディサイズは6,100x2,390x3,100mm で、車重は7t もあります.
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日産
NISSAN LEAF NISMO RC
LEAF NISMO RC はリーフと同じモータを利用しながら、カーボンボディやパイプフレーム構造を持つ本格的なEVレーシングカーです.
モーターが同じなので、最高出力80kW、最大トルク280Nm は変わりません.
全長は空力を考慮してノーマルリーフの4,465mmよりも20mm長く、全幅は1942mmでノーマルの1,770mmに比べて172mmも広くなっています.
全高はノーマルの1,545mm より333mm低く1,212mmで、完全にワイドアンドロープロポーションです.
重量は大幅に軽減されていて、重いバッテリーを入れても925kgに収まっています.
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ホンダ
AC-X
AC-X はガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドの次世代クルーザーで、ボディサイズは4,700x4,820x1,400mm、ホイールベースは2,750mm.
無回転のホイールカバーが付いて空気抵抗を少なくする、高速走行時にはフロントバンパーが下がるなど、空力性能がアップする仕掛けが付いています.
丸いハンドルを回す動きよりも、単純な前後の動きの方が人間にとって自然であることと、丸いハンドルは脳で認知判断しなければまわせないのに対して、腕の前後の動きは脳で考えなくても直感で動くことから、この車には丸いハンドルがなくツインレバー方式を採用しています.
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MICORO COMMUTER CONCEPT
ボディサイズが2,500x1,250x1,430mm と、軽自動車よりも小さいな電気自動車.
前に1人、後ろに2人の3人乗りで、完全に都市の移動用です.
AC-X と同様にツインレバー方式で、スマートフォンがキーとなり、差し込めばスマホの情報がフロントガラスに表示されるそうです.
E-CANOPY
三輪バイクのスイング機構と電動バイクの技術を組み合わせたEV.
ボディサイズは1,600x720x1,680mm. 後ろの箱は取り外しができます.
EC-STER
後輪駆動方式の電動2シーターオープンスポーツカー.
カーボン素材の採用により軽量化を実現し、航続走行距離は約160km という高い走行性能をもっています.
バッテリーの最高出力は58kW で、最高速度は160 km/h に達します.
これもツインレバー方式を採用しています.
![]() MICORO COMMUTER CONCEPT -1 |
![]() MICORO COMMUTER CONCEPT -2 |
![]() MICORO COMMUTER CONCEPT -3 |
![]() E-CANOPY |
![]() EC-STER -1 |
![]() EC-STER -2 |
UD
Quon GW Tractor
世界で初めて自動車で採用した尿素SCR触媒と超高圧燃料噴射などを組み合わせたNOx(窒素酸化物)とPM(粒子状物質)の低減システム(FLENDS:フレンズ)を更に改良し、NOx とPM の削減能力を向上させ「平成21年排出ガス規制」に適合したエンジンを積んでいる海外市場向けのトラクタヘッドです.
車両寸法は 6,855x2,490x2,960mmで、重量は33t.
エンジンは直列6気筒ですが、総排気量が12,777cc もあります.
最高出力は300kW(408ps)とスポーツカー並みですが、これを1,400から1,800回転で出すことができます.
最大トルクは、さすがに総排気量の大きいディーゼルエンジンだけあって2,040Nm もあり、これも1,050-1,400回転という低い回転数で出すことができます.
トランスミッションはなんと14段マニュアル!
モーターショーではこのトラクタの運転席に乗ることができるので、滅多にトラックに乗ることがないため、この機会に乗せてもらいました.
平日のため、並んでいる人は一人だけでした. 土休日はもっと並んでいるのでしょうか?
トラックの運転席のレイアウトは意外と単純です. 別に格好良さなどは必要なく実用性が重視されるのでしょう.
従って乗用車でいうダッシュボード?はドライバーを取り囲むように配置されています.
なお、海外市場向けなので、左ハンドルです.
14段ギアって、どうやってそんなにたくさんの切り替えをするのかと思ったら、基本は6速で、各段にローとハイの切り替えができるようになっているため、前進6速+バックの7段×2モードの合計14段ということでした. なるほど...知らなかった!
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その他
最後にメーカー以外の展示を紹介します.
西展示棟の1階の中央はアトリウムになっているため、数々のブースが並び、公開イベントためのステージと観客席もセッティングされています.
当日のイベントは12時からアイドリング!!! のスペシャルステージ、13時からTOKYO FM の公開生放送、17時からフジテレビ「ピカルの定理」公開収録です.
10時からいたので、最初の2つは見ましたが、ピカルの定理が始まる前に帰ったので、これは見てません.
TOKYO FM とJ-WAVE のコラボ企画として、街中でクルマに対する「みんなの声」を集めて、東京モーターショーへと届けるための耳カーが2台展示されています.
ピンクがTOKYO FM でブルーとイエローがJ-WAVE の耳カーです.
Cars のビデオなどを売っているショップもあり、そこに実大?のCars が展示されています.
西棟4階の西3ホールにはトミカの展示があり、そこではトミカでできた大きなトミカワールドが展示してあります.
東京モーターショー限定トミカも販売されていました.
2011.12.12 初稿
2011.12.18 MINI、Mercedes-Benz、HINO、HONDA 追加掲載
2011.12.19 Volkswagen、SUBARU、NISSAN、UD、その他 追加掲載