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BMW Model Car Museum

BMW のモデルカー

歴代の BMW のモデルカーからこの1台を


CONTENTS
1.Dixi 3/15 PS DA2 1929 "Teile in Eile"
2.Isetta 250 1955 Red 消防車
3.507 1956 Black
4.2002 Turbo 1974 Pearl white
5.M1 1978 BMW M1 25th Anniversary Set 1978-2003
6.M635CSi 1983 Blue metallic
7.E30 M3 Sport Evolution White 1990
8.E36 M3 GTR Street 1993
9.E46 M3 GTR Street Imola red 2002
10.E63 M6 Interlagos blue 2005

BMW は歴史も古く、モデルカーの種類は非常に多いので、今回は BMW の歴史から時代を代表するモデルを数点ピックアップし、そのモデルカーから「びまぁの部屋」のコレクションにあるお薦めの1台を独断と偏見で紹介しよう.

1.Dixi 3/15 PS DA2 1929 "Teile in Eile" / AUTOart 1/18 (写真 1)

Dixi(ディクシー)とは、1896年に設立されたオースチンセブンのライセンス生産を行っていた自動車メーカーで、BMW が1928年に Dixi 社を傘下に収めて生産した初めての4輪車が Dixi である.

Dixi のモデルカーは、1/43 スケールでは Schuco からカブリオレ等のバリエーションを含め数多く発売されている.
ここで紹介する AUTOart 製のモデルは 1/18 スケールなので、ディテールが非常に精巧で秀逸だ.
ドア、ボンネットフード、リアのドアはもちろんのこと、ウインカー(当時はライトの点滅でない)まで可動する.
ボンネット内のエンジンもきちんと作りこまれていて、裏面を見るとブレーキ用の細いワイヤーまで表現されている.
ルーフに予備タイヤを乗せたスタイルも面白い.

2.Isetta 250 1955 Red 消防車 / Schuco 1/43 (写真 2)

BMW は 501 の販売不振を挽回するため、小型のクルマを求めていた.
そこでイタリアのイソ社が生産していた Isetta(イセッタ)に白羽の矢を立て、ライセンス契約を結んだ.
Isetta は卵形の独特なフォルム、ステアリングごと開くフロントドア(従って前から乗る)等、非常に特徴的な車種である.
Isetta 250 と名付けられた史上最小の BMWは、1955年4月から生産され、大ヒットした.

Isetta のモデルカーは、1/18 は Revell から、1/43 は GAMA と Schuco から多くの種類が発売されている.
1/43では、20種類近くのバリエーションが存在するが、ここで取り上げるのは、消防車仕様である.
ルーフに青の救急灯を付けた何ともかわいらしい Isetta は 1/43 スケールの Schuco 製で、今では入手困難な1台である.

1) Dixi 3/15 PS DA2 1929 1/18
 1) Dixi 3/15 PS DA2 Gray 1/18
2) Isetta 250 1955 1/43
 2) Isetta 250 Red 1/43

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3.507 1956 Black / MINICHAMPS BMW 特注品 1/43 (写真 3)

1954年にメルセデスベンツが 300SL をデビューさせたのに対抗すべく、BMW が世に送り出した2シーターロードスターが 507 である.
1955年のフランクフルトモーターショーで 503 と同時に発表されたが、準備不足と生産に時間がかかり、販売が始まったのは1956年後半となった.
しかも、販売価格が当初予定の2倍近くまで上がり、1959年に生産中止されるまでわずか252台のみ製造された希少モデルである.

507 のモデルカーは Schuco と MINICAMPS から 1/43 スケールが発売されていて、ソフトトップ仕様とハードトップ仕様も存在する.
Revell からは 1/18 スケールが発売されていて、BMW 特注品も発売されている.
お薦めの1台は BMW 特注品で、ブラックのボディカラーに真っ赤なインテリアが映えるモデルである.

4.2002 Turbo 1974 Pearl white / MINICHAMPS 999台 AUTOhebdo 限定モデル 1/43 (写真 4)

1968年から生産され大ヒットした 2002 の進化版として、BMW は1973年のフランクフルトモーターショーで 2002 Turbo を発表した.
2002tii のエンジンをベースとして、クーゲルフィッシャー燃料噴射装置にターボチャージャーを組み合わせ、170馬力を得ている.

2002 Turbo のモデルカーは、1/43 が Solido と MINICHAMPS から、1/18 では AUTOart 等から発売されている.
Solido のものは古いが暖かみのあるモデルカーらしいモデルである.
MINICHAMPS はやはりディテールがしっかりとしていて、比べると時代背景が異なっているものの、メーカーの違いがはっきりと出ている.
ここで紹介するのはフランスの自動車雑誌 AUTOhebdo(オートエブド)限定モデルで、パールカラーが非常に綺麗なモデルである.
このカラーは通常品にはない.

3)507 1956 1/43
 3)507 1956 Black 1/43
4) 2002 Turbo 1/43
 4) 2002 Turbo Pearl white 1/43

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5.M1 1978 BMW M1 25th Anniversary Set 1978-2003 / MINICHAMPS BMW 特注品 1/43 (写真 5、6)

"M" の文字は、モータースポーツの M で、BMW の他のモデルとはそのキャラクターにおいて一線を画することを意味する.
その第1号は1978年のパリサロンでデビューしたミッドシップの M1 である.
ボディデザインはイタルデザインのチーフであるジウジアローの手によるもので、そのボディはFRP製.

M1 のモデルカーは、レーシングタイプでは多くのバリエーションが市販され、人気があるが、ストリートモデルは 1/43 で MINICHAMPS と ixo から発売されている程度である.
ここで紹介するのは、M1 誕生25周年を記念してロードカーとプロカーの2台セットで発売されたもので、まず通常品が 2525セット限定で発売され、その後 BMW 特注品が発売された.
パッケージは両者とも2台が斜めに並んでいて、幅と奥行きのサイズは同じだが、BMW 特注品のほうが高さがある.
セットのロードカーは特注品がレッドで通常品がホワイトのカラーが選択されている.
M1 セットのレーシングカーは、両者とも初めてモデル化された.
BMW 特注品のほうは、1980年のプロカーに参戦し Didier Pironi がドライブしたもの.
通常品のほうは、1979年のプロカーに参戦し Patrick Depailler がドライブしたものである.

5) M1 25周年記念セット BMW 特注品 1/43
 5) M1 25周年記念セット BMW 特注品 1/43
6) M1 25周年記念セット 通常品 1/43
 6) M1 25周年記念セット 通常品 1/43

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6.M635CSi 1983 Blue metallic / MINICHAMPS BMW 特注品 1/43 (写真 7)

1976年のジュネーブショーで 630CS、633CSi というスポーツクーペが「6シリーズ」という名の下にデビューし、1983年には3代目の M シリーズとして M635CSi がデビューした.
エンジンは M1 と同じツインカム24バルブの 3.5L 直列6気筒で、286馬力と M1 より高い出力を得ている.
1985年に M5 が登場した後、日本およびアメリカ向けに M6 へ名称変更された(従って M6 は日本と USA でのネーミング).
これは M635CSi に触媒を付け、若干パワーダウンした USA スペックモデルである.

6シリーズのモデルカーは人気があるため、各サイズで数多く発売されている.
当然、前述の理由で M6 のモデルカーはないようだ.
お薦めの1台は濃紺のメタリックカラーの BMW 特注品で、通常品にはないカラーである.
1/43 スケールのミニカーはディテールでは 1/18 にかなわないが、6シリーズのモデルカーは 1/43 スケールのほうがプロポーションが良いように思う.

7.E30 M3 Sport Evolution White 1990 / MINICHAMPS 1/34 (写真 8)

2代目 E30 3シリーズは1982年秋にデビューした.
そして初代 M3 は、レースをするために生まれた車種であり、2.5L 以下のクラスで打倒メルセデスを目標に1986年にデビューした.
1990年には更なる進化版をレースに投入し、エボリューションモデルの規定に沿って500台のみ生産されたのが、M3 スポーツエボリューション(通称 スポエボ)である.

M3 のモデルカーは、スポエボが 1/43 スケールで MINICHAMPS から3色発売されていたが、現在は金型が新しくなってストリートバージョンではノーマル M3 のみ発売されている.
従って、スポエボは入手困難で、オークション等でも高額で取引されている.
1/18 スケールでは AUTOart 製がある.
ここで紹介するモデルは MINICHAMPS の初期のもので、Bピラーがサイドウインドウに印刷されているタイプ.
新金型になってからは、Bピラーはモールドで表現されるようになった.
スポエボのレーシングタイプは非常に多くのバリエーションがあり、そのほとんどは旧金型のものである.
スポエボはリアスポイラーに可変整流板が、フロントスカートにリップスポイラーが付いているので、容易に見分けることができる.

7) M635CSi Blue metallic BMW 特注品 1/43
 7) M635CSi Blue metallic BMW 特注品 1/43
8) E30 M3 Sport Evolution White 1/43
 8) E30 M3 Sport Evolution White 1/43

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8.E36 M3 GTR Street 1993 / MINICHAMPS 1/43 (写真 9)

1991年には3代目の3シリーズ(E36)がデビューした.
E30 と異なり、最初から4ドアセダンとして開発されまた.
後にクーペ、カブリオレ、ツーリング、コンパクトがバリエーションとして追加され、現在の3シリーズの流れが完成している.

1993年のパリサロンで発表された2代目となる E36 M3 は、先代の M3(E30)とはコンセプトから異なった全く新しいものだった.
E36 M3 はあくまでも公道での走りに重点を置いたグランドツアラーで、クーペ、カブリオレ以外にもセダンがあった.
また、限定でよりスポーツ性を高めた M3 GT が、レース用には M3 GTR が存在した.

E36 3シリーズのモデルカーは、すべてのスケールでバリエーションの殆どが揃うほど多く発売されている.
しかもカラーバリエーションも多く、すべてをコレクションすると膨大な数になってしまう.
ここで取り上げるのは、MINICHAMPS 製の初期金型の M3 GTR .
カラーはブラック、レッド、ホワイトの3色があり、いずれも入手困難モデルとなっている.
初期金型のモデルは、最近の MINICHAMPS のモデルと比べると、フロントスカートのダクトの抜けにバリがあったりと、ディテール的には今ひとつの部分もある.
しかし、後に新金型でシルバーが発売されたが、ディテールは向上したものの、プロポーション的には旧金型のほうが良いと思うのは筆者だけであろうか.

9) E36 M3 GTR Black, Red, White 1/43
 9) E36 M3 GTR Black, Red, White 1/43

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9.E46 M3 GTR Street Imola red 2002 / KYOSHO BMW特注品 1/43 (写真 10)

4代目となる E46 3シリーズは1998年にデビューした.
E36 からのキープコンセプトで開発され、クーペ、カブリオレ、ツーリング、コンパクトのボディバリエーションと多くのエンジンおよび度重なるマイナーチェンジを経て、3シリーズ最大の人気を誇った.
E46 にも M モデルが設定され、2000年春にフランクフルトショーで3代目 M3 がデビューした.
ボディタイプは、クーペとカブリオレのみで、セダンの設定はなかった.
E46 からマニュアル仕様に右ハンドルも設定され、2001年にはセミオートマチックの SMGⅡ搭載モデルが追加された.

2001年にはアメリカのルマンシリーズ(ALMS)で活躍していた M3 GTR のストリート仕様である M3 GTR Street が発売された.
M3 GTR Street は M3 のエクステリアを大幅にモディファイし、エンジンをレーシングバージョンの450馬力から350馬力にデチューンしたもの.

大きなリヤウィングを備えた M3 GTR Street Version のモデルカーは各サイズに多くのカラーリングが存在するが、これらは実際はレースバージョンのプレーンモデルというべきもので、ロールケージや消火器等も同じである.
本当のストリートバージョンは、カーボンルーフに小振りのリヤウィング等が備わったスタイルをしている.
ここで紹介するモデルは、2005年末にようやく京商から BMW 特注品として 1/43 スケールで3000台限定発売された真の意味での M3 GTR である.
その後通常品として多くのカラーバリエーションが発売されている.
イモラレッドのカラーは BMW 特注品のみで、レーシング仕様のエアロパーツに4本出しのマフラーが光る逸品である.

10.E63 M6 Interlagos blue 2005 / KYOSHO 1/43 (写真 11)

2003年9月のフランクフルトモーターショーで X3、X5 4.8is と共にデビューした6シリーズ、14年ぶりの復活である.
一見するとワイド&ローの典型的ラグジュアリークーペだが、ボディの光反射を考えた面構成、ヘッドライトとリアコンビネーションランプ周りのデザイン等、ディテールにもこだわっている.
この6シリーズにも M モデルが登場した.
先の6シリーズと違い、最初から M6 とネーミングされ、2004年12月にデビューした.
外観はほとんどノーマルの6シリーズと変わらないが、ルーフの素材がカーボン、フロントサイドに M6 のロゴ入りのフィンが付く、フロントスポイラーとリヤデフューザーの形状が異なる、4本出しマフラーである等の違いがある.

6シリーズのモデルカーは、まず BMW 特注品が発売され、その後徐々に通常品が発売されている.
M6 に関しては、BMW 特注品が、まずクーペが 1/18 スケールの京商製で、カブリオレが 1/87 スケールのヘルパ製で発売された.
1/43 では今のところ BMW 特注品はないが、M6 カブリオレは MINICHAMPS 製で発売されている.
ここで取り上げるモデルは、京商の通常品の M6 クーペで、1/43 スケールだが、ホイールやフロント周りが 1/18 スケールに負けずと劣らず良くできている.

10) E46 M3 GTR Street Imora red BMW 特注 1/43
 10) E46 M3 GTR Street Imora red
   BMW 特注品 1/43
11) E63 M6 Coupé Interlagos blue 1/43
 11) E63 M6 Coupé Interlagos blue 1/43

※ 以上の文章は2003年5月25日にミニカーショップイケダより発行された「ミニカーマガジン」6号に掲載された「歴代のBMWのミニカーからこの1台を」を加筆修正したもので、現在の状況とは異なっている個所があることをご了承ください.

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