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BMWコンプリート・ドライビング・クリニック
ウェルカム
2011年7月2日土曜日に、BMWコンプリート(季刊のBMW専門雑誌)主催の、ドライビング・クリニックが天王洲アイル近くのBMW東京 天王洲サービスセンターで行われたので、これに参加しました.
参加は申し込みはウェブ上で行われ、午前と午後に9組ずつの募集がありました.
このイベントはBMWコンプリート誌が読者と直に接点を持つために設けた「BMWコンプリートクラブ」によるもので、BMW東京の全面協力のもと、急遽実現したものです.
なので、このイベントの様子がBMWコンプリートvol.49(7月21日発売)に掲載される予定です.
プログラム内容は
ドライビング・クリニック
BMWコンプリート誌スーパーバイザーを務めるモータージャーナリストの萩原秀輝氏が、参加者のクルマ
に同乗してマンツーマンでスムーズなBMWドライビングをアドバイスをします. なお、萩原氏の名字は「ハギハラ」と読みます.
最新BMWテストドライブ
最新モデル3台 ― F13 640i Cabriolet、E92 M3 Competition、E90 320i を用意.
実際にステアリングを握って、BMW EfficientDynamicsを体感します.
BMWメカニズム解説
BMWマイスターによるメカニズム解説.目から鱗のBMWテクノロジーに触れるチャンスです.
ドライビング・テクニックのレクチャー
萩原秀輝氏によるクリニックで行うもの以外のレクチャーです.
![]() 早く着いたので一番乗り |
![]() M3 Competitionも到着 |
私は午前中のプログラムに参加したので、9時15分から受け付けが始まりました.
参加者を3組に分け、私はB組.
MCはBMWコンプリート編集の萩原さん(ハギワラさん:ハギハラ氏とは何の関係もありません)で、スタッフ紹介の後、簡単なブリーフィングを経て、9時30分からドライビング・クリニックのレクチャーです.
なお、B組のプログラム順序は ドライビング・クリニック → テスト・ドライブ → メカニズム解説 で、最後に全員揃ってドライビング・テクニックのレクチャーとなります.
ドライビング・クリニック
ドライビング・クリニックは参加者自身のBMWの助手席に萩原氏が同乗し、走りながらドライビングのチェックとレクチャーをしていただくというものです.
3台1グループで天王洲サービスセンターを出発し北上、港南大橋を渡り316号線を北上し、レインボーブリッジを渡りお台場へ.
私の車は3台目で、先頭はX3、2台目はE90 320i です.
フジテレビの手前で萩原氏が2台目に移動、ホテルグランパシフィックを越えて湾岸道路375線を有明方面へ.
角乗り橋で左折、新豊洲発電所がある晴美大橋南詰で左折し、有明コロシアムわきを通って東京ビッグサイト前を右折.
東京ビッグサイト前を少し行ったことろで2回目の交代.3台目だった私の車に萩原氏が同乗し、先頭を走ります.
東京湾岸アンダー出口を右折し、再びレインボーブリッジを渡って、BMW東京天王洲サービスセンターまで戻ります.
![]() フジテレビの手前で第1回目の交代 |
![]() 右手にパレットタウンの大観覧車が見えます |
![]() 湾岸道路を有明方面へ |
![]() 東京ビッグサイトの横で右折 |
私は何回かドラトレを受けたことがあるのと、萩原氏が運転するBMWに同乗したこともあるので、今回は特にドライビングを直された点はありません.
唯一、ステアリング位置とシートの角度を腰に負担がかからないようにもう少し調整した方がいい、とアドバイスを受けました.
土曜日の午前中だからか道路が比較的混んでいて、全体的にゆっくりとしたペースで走りました.
最新BMWテストドライブ
次のプログラムは、テストドライブです.これが今回の個人的メインプログラムです.
3人で3台をテストドライブしますが、必ず3台とも乗れるので、まずF13 640i Cabriolet に乗りました.
次にM3 コンペティションに乗り、3台目は320i でした.
テストコースは、天王洲サービスセンターがある品川埠頭と316号線を2周するもです.
この日は土曜日で、場所柄コンテナトレーラーが非常に多く停まっていて、ちょっとアクセルを踏む機会が少なかったのですが、公道を走っているということもあり、無茶はできません.
しかし、時間が経つにつれ徐々に道路が空いてきたので、最初にテストドライブじゃなくてよかった!
![]() F13 640i Cabriolet |
![]() ファイアーオレンジが眩しい M3 Competition |
![]() カーボンのミラーカバー |
![]() トランクスポイラーもカーボン |
テストドライブ後の個人的印象は、まず640i カブリオレですが、ボディの割にはアクセルワークが軽く、ちょっと踏み込むと唐突気味に加速するので、慣れるまでアクセルを踏み込むのが怖い感じです.
3リッターのエンジンは非常に静かで、カブリオレという性格もあるので、ゆったりと流すのには適しているかと思いますが、あまり好みではありません.
M3 コンペティションは、M3とは思えないほど足回りが落ち着いている感じがします.これは太いタイヤを履いているため、トレッドが広がりスタビリティが高くなっているからのようです.
アクセルもブレーキも非常にリニアで扱いやすく、運転していて気持ちがいいですね.
セミAT の7速M DCT は完全AT ではないので、AT とは違い「P」ポジションがありません.
しかもMT ではないのでHパターンのようなシフトレバーではなく、最近の他のBMWモデルと同じようなスイッチ形状のレバーがあるだけです.なので、最近ずっとAT ばかり運転していると最後に「P」にする癖がついているため、AT のようなシフトレバーなのに「P」が無いことにちょっと混乱しました.
それからM3のシートのタイトさが、非常にフィット感があり良いですね. 6シリーズの幅広のシートから乗り換えたので、よりタイトさを感じました.
最後に現行3シリーズの 320i です.このモデルは最初に大磯ロングビーチでの試乗や車検の際の代車などで何度か乗る機会がありましたが、常にちょっと重たいとかステアリングのキレが鈍いとかアクセルが軽くブレーキがカックンで国産車みたいなど、個人的にはあまり印象が良くなかったのですが、この320iはちょっと別物?という感じでした.
これはE90が末期に近づいてきたので、さらに完成度が高くなって、アクセルワークやブレーキなどが改良されたのかもしれません.
サーキット走行や高速でぶっ飛ばす(後ろに警察がいたら捕まる?)わけではないのなら、この3台の中で一番素直な感じで運転できました.
3台の中で一番パワーがないのでアクセルも気にせず踏めるし、ブレーキも素直に効くし、コストパフォーマンスが高いと思われます.
やはりニューモデルは出始めより、末期の方が良いと言われる所以です.
BMWメカニズム解説
メカニズムの解説は、マイスターの資格を持ったメカニックの方がリフトアップしたE90の下面を見ながら、BMWの車体の特徴、メカニズムの特徴などを解説していただき、さらに我々参加者の質問に答えていただくというものです.
我がE46に比べると、E90のボディ下面はカバー類(ラバーで柔らかい)で覆われ、フラットに仕上げられています.
下の3段目の写真を見るとわかるように、E46のアンダーカバーの面積は明らかにE90より少ないですね(フロントのアンダーパネルのみ外されています).
これはボディ下部のエアを整流してダウンフォースを上げるためで、F1のテクノロジーのフィードバック.
さらに、錆に強い部品等を使用しているので、E46のような防錆塗装(下のE46の写真のパイプ類にみられる錆色のグリスを吹き付けたように見える部分)が全くなく、フラット構造と相まって非常にきれいです.
1世代違うだけで、これだけ進歩していると痛感!
![]() リフトアップした BMW E90 |
![]() フロント下面 |
![]() リア下面 |
![]() 下面のほとんどがフラットに |
![]() 一本物のエグゾーストパイプ |
![]() これは我がE46の下面(あまり美しくない!). |
![]() ダブル・ジョイント・スプリング・ストラット式フロント・アクスル |
![]() E46のフロント・アクスル. |
![]() 5リンク式リヤ・アクスル |
![]() リアの構造がよくわかる |
マイスターのメカニックの方は、BMWと国産車との比較を交えながら、BMWのメカニズムの特徴をいろいろ話されていました.
たとえば...
国産車でBMWと同じボディを作ろうとすると、コストが倍ほど掛かる...エグゾーストパイプはエンジンからマフラーエンドまで溶接されて1本化されているので製作と取り付けに手間を掛けている...5シリーズに採用されていた複雑な構造のアルミニウム合金製ダブル・ジョイント・スプリング・ストラット式フロント・アクスルを採用している(上の写真4段目の右はE46で、シングル・ジョイント・スプリング・ストラット式.明らかにアーム類の形状が合違う)...内装を外してボディを見ると溶接ヶ所や補強の入り方が明らかに国産車とは違う...BMWは違う金属同士の溶接を確立したので、ボディの部位によって違う材質の鋼板を使っている...BMWをボディ下部で支えてリフトアップしてもボディ剛性が高いので4枚のドアが開かなくなることはないが、国産車だとボディがしなってドアが開かなくなることがある...複雑な構造であるが、あえてアルミニウム合金製ダブル・ジョイント・スプリング・ストラット式フロント・アクスルを採用している(そのためキャンバー角は変更不可)...前後50:50の重量配分に拘っている...などなど.
ドライビング・テクニックのレクチャー
最後に、全員揃って萩原氏によるドライビング・テクニックのレクチャーです.
NEW 6シリーズカブリオレを使用して、正しいドライビングポジションの解説.
萩原氏は、ステアリング、シートの位置やシートバックの角度などを細かく解説していました.
特に、日本人はステアリングの位置を一番奥にしてからシート位置を合わせる人が多いが、これは間違いで、まずステアリングを一番手前に合わせてから、シートの位置を調整しながらステアリングの高さを合わせていくのがベストであるとのこと.
なるほど!っということで、終わってから我がBMWもそのようにして再度調整した次第です.
![]() 6シーリーズカブリオレで開設する萩原氏 |
![]() シートポジションで太ももの下部の具合を説明 |
午前のプログラムがすべて終了したので、午後組と一緒に昼食です.
その時に、萩原氏も同じテーブルで食事をされたので、さらに色々とお話ができました.
昼食が終わり、午後のプログラムが始まりましたので、帰路につきました.
午後からはちょっと雲行きが怪しそうです.
では最後に、偶然駐車場でE39と2台のイモラレッドが並びましたので、その写真を掲載してこのレポートを終了します.
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2011.07.17 新規掲載
2011.07.17 加筆修正